キャンプスタイル 〜グッズ選びのその前に〜

キャンプ

キャンプスタイルってなに?

キャンプスタイルって言葉はいろんな意味で使われますが、ここではテーブルやチェアなどの関連するアイテム間で揃える高さのことを指します。低いテーブルに高さのあるチェアでは使いにくいですよね。
今回はそんなスタイルについて、私の経験や思うことを語ります。なのであくまで主観ですw

スタイルにはLow/Mid/Highの3つの種類があります。

まぁ高さで3つに分けられているのはおわかりと思いますが、高さが違うとキャンプ中の過ごし方も変わるのしっかりイメージして決めておくといいです。

当然、いろいろなアイテムが関連するので、アイテムを揃える前に考えておくことをオススメします。

スタイル1:Low スタイル

メインテーブルの高さが30cm前後、サイドテーブルとして10~20cmの軽量テーブルが活躍するスタイル。

このスタイルのメリットは、、、

1.コンパクト     … 軽量・コンパクトなものが多い
2.座る姿勢が楽    … 足を投げ出したり、あぐらかいたりできイメージ的に楽
3.お座敷スタイルも可 … マットを敷いてお座敷スタイルもOK

このスタイルのデメリットは、、、

1.移動がしづらい   … 腰を下ろしたらなかなか立てない
2.作業範囲が狭い   … 調理などは手の届く範囲のみ
3.地面が近い     … 冬場の冷えや虫が上ってきやすい(焚火には向かない)

イメージでいうとソロキャンパーとか、ミニマリストのキャンパーはこのスタイルです。
なんといっても軽量・コンパクトな道具が特徴で、チェアの周りに必要なものをすべて揃えていくとコクピットみたいで目の前に焚火なんてあると男心をくすぐる感じになります。あとはお座敷スタイルもイケるので小さなお子さんがいる方もいいですね。
身の回りにいろいろ置くので必然的にテーブルやチェア以外のアイテムも小さいものになります。例えばバーナーもツーバーナーなどではなくシンプルなシングルバーナー、棚も高さを抑えたものなど。
それから、地面に近いので焚火を楽しむ場合は焚火台の高さも考える必要もあります。
座面10cmくらいのチェアだと焚火で暖はとれません…。

座ると楽な姿勢になれますし、そこですべて完結できる状況だと本当に座ったままずっと動かないなんてことにもなります。ソロならいいですけど、ファミキャンやグルキャンには向かないかも。
あと、腰が悪い方にも向かないですね。

私は子供が小さいときはお座敷もいけるLowスタイルで、現在はそれらのアイテムはソロキャンプ用として活躍してますよ。

スタイル2:Midスタイル

定義が分かりづらスタイル。簡単に言うとLowとHighの間なんですが…(当たり前ですね)
テーブルの高さ、40~50cmくらいという感じですね。
おそらくチェアは市販されているモノはどのようなタイプでもほとんど違和感なく使えると思います。

このスタイルのメリットは、、、

1.バランスがいい       … 使いやすさや動きやすさが何をするにもOK
2.種類が豊富         … おしゃれなアイテムも多数
3.スタイルの守備範囲が広い  … LowでもHighでも対応可能(快適性を多少犠牲に)

このスタイルのデメリットは、、、

1.あまりないかも
 強いて言えばスタイルが決まっているなら、それに合わせた方が快適
 LowやHighスタイルをやるときはテーブルや作業場所の高さが中途半端に感じる

主だったデメリットがあまりないだけに、一番多くの人が採用しているスタイルだと思います。各アイテムも充実してますし、おしゃれなアイテムも多いです。迷ったらこのスタイルから入ればまず間違いないと思います。

他の2つのスタイルに比べて際立った特徴はないのですが、このスタイルのアイテムは他のスタイルでも利用可能で使いまわしが効くのも強みです。あとは普段はファミリーキャンプで楽しむ形だけど、たまにグループキャンプもやるというケースでも、多くの人がこのスタイルなので他の方とのスタイルも一致することが多く、統一感のある感じにまとまるのもいいですね。

スタイル3:Highスタイル

最後はいわゆるおうちのダイニングスタイルですね。
テーブルの高さが立ったまま作業してもやりやすい高さ、70cmくらいが目安です。
チェアはMidスタイルと同じものでも考えてもOKです。

このスタイルのメリットは、、、

1.作業が楽     … 料理などが捗ります
2.移動が楽     … 皆が積極的に動いてくれますw
3.グルキャンに最適 … 理由は上記の通り

このスタイルのデメリットは、、、

1.サイズが大きい  … 高さがある分、収納時も大きい
2.スペースが必要  … 面積×高さ (周囲のモノも影響)
3.兼用しづらい   … 他のスタイルのものが兼用しづらい

このスタイル、私も道具として持ってました。
料理などは本当に楽で、料理に凝る方(並行でいくつも調理する方)にもおすすめです。バーベキューにもピッタリです。基本的には調理や作業は立ってやる感じですね。
グループキャンプでみんなで一緒の料理を作ったり食事をするときも適してます。
私も以前はこのスタイルでしたが、ほかのスタイルと違って周囲のアイテムの高さも合わせたくなったとき、ちょっと大変なんですよね。棚やバーナなどの位置も合わせたいってなると他のスタイルのものが流用しにくいのも地味にインパクトがあります。
失敗した例としては、バーナー(ツーバーナー)の台やジャグ台など、今はほとんど使わなくなっちゃいました。

まとめ

どのスタイルにも良さがあるのですが、自分や同行者に合ったスタイルを考えることを強くおすすめします。どんなキャンプをしたいのか、最初は考えるのも難しいかもしれませんが、SNSなどいろんなところでキャンパーのアイテムやスタイルを見ることができますのでそういったものを活用してスタイルのイメージを膨らませるといいと思います。
また、最初はこだわらず、レンタルやお手頃なもので最低限の道具を揃えつつ、実際にやってみて自分に合うか試してみるのもいいですね。最近はリサイクルショップにも多くのキャンプグッズを扱っているのでそういったところで揃えるのもありです。

アイテム数は今も昔もMidスタイルが多いです。これは守備範囲が広くどのスタイルでも使えるグッズが多いというカバー率の高さと商品の多さが理由ですね。どうしても決めかねる、最初からある程度揃えたい、という方はMidスタイルを選択するというのもありです。

そういったことを経て、自分にあったスタイルが固まってきたら、テーブル、チェア、バーナーなど、ちょっとこだわったモノを揃え始めるのがおすすめです。最近はおしゃれでいいものが非常に多いので、スタイルにあった良いものを選んでいきましょう。
お気に入りのアイテムに囲まれて過ごす時間はとても有意義な時間になりますよ。

今回は誰もが1回は悩んだこともあるだろう、キャンプスタイル(メインテーブルの高さ)のお話でした。皆さんのご意見や経験もぜひお聞かせください~。

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