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私の好きな野遊びのひとつ、水中サイトフィッシングを紹介。
水中サイトフィッシングってなに?
簡単に言うと、シュノーケリングしながら短い竿で釣りをすることですね。シュノーケリングフィッシングという言い方もあるようです。海水浴のときの遊びとしてオススメです。魚がエサを食べるところを直接見ることができ、釣れる魚は小さいですが細い竿をしならせて引きもちょこっと楽しめたりします。大人もハマりますね。
楽しめる場所&季節
シュノーケリングで魚を眺められるところであればできますが、岩礁と砂浜が混在しているところが足場もよく、魚も多くいるためオススメ。ただ、波が高い場所は危険なのでさけましょう。やっぱり透明度が高い海の方が気持ちがいいので、オススメです。
季節としては、海に入るので初夏~夏がオススメですね。私は梅雨前、GW頃の夏日が続く時期も好きです。この頃は海水浴場でも人が少なく整備もされてないので、砂浜でも海藻があれば魚も豊富だったります。近くで釣りをやっている人がいないかもちゃんと確認しましょう。
私がいろんなところでやったことありますが、いろんな点でオススメは伊豆半島の戸田の御浜海水浴場~御浜岬のあたりです。ここは御浜岬から駿河湾越しの富士山が見えますし、水の透明度も高く、松林があって日陰で過ごすこともできます。海水浴場は砂浜ですが岬の先端付近は岩礁があり暖かい季節は魚がいっぱい見れます。(冬もいっぱいいると思いますが見たことがなく…)
釣れる魚の種類も多くオススメです。船が通ると波が立つのでそこだけ注意すれば湾内なので波は穏やかで比較的安全です。駐車場もあります(海水浴シーズンのみ有料 2021年頃)
道具
必要な道具はこんな感じ
◆必要な道具
・シュノーケリングセット … 水が苦手な子どもにはマスクタイプがオススメ
足ヒレは不要
・ライフジャケット … 安全のため、子どもは必須
・ウォーターシューズ … ケガ防止のため必須
・竿(30~100cm) … 丈夫なモノ(長くて太いと水の抵抗も大きいので注意)
・釣り糸 … 1号以上の太いものが扱いやすい
・オモリ … ガン玉がおすすめ
・ハリス付き鈎 … 海の魚は口が大きいので飲み込まれない程度の大きさ
・エサ … 現地の貝を利用/魚肉ソーセージでもOK
※初めての場所なら魚肉ソーセージ持参がオススメ
・針外し … 鈎を飲まれても外せるように
◆あったらより良いもの *手に持つならなくてもOK
・ラッシュガード … 日焼け&防寒対策
・手袋 … 岩場では手をつくことも多いのでケガ防止
・小さなジップロック … ポケットに入る大きさ(エサ入れ用/予備の道具入れ)
・釣れた魚を入れておくもの … なくてもOK。手に持つくらいならなくてOK
釣り竿は丈夫なモノを選ぶのが大事。夢中になると必要以上に大げさに合わせてしまうもの。竿が繊細なものだと水の抵抗で竿が簡単に折れちゃいます。私も安い延べ竿の先の部分だけを使ったことがありますが、簡単に折れてしまいました…。なので普通の釣り竿というよりは柔軟性のある棒みたいな竿で十分です。
私はこんな感じ(↓)の釣具屋さんでよく見かけるザリガニ釣り用の竿?を使ってます。
プロマリン PRO MARINE PG ザリガニ釣りセット 110 色指定不可 セット竿 竿 ワンピース 釣り 池 ざりがに釣り 浜田商会
最近ではこんなエサ入れ?とのセット↑もあるようですね。リール付きで深くも狙えそうです。
釣り方
まずはエサを現地調達。岩場にいる貝を捕まえて割って身をエサにします。釣りながら貝を割るのは難しいのである程度確保しておきましょう。貝は身がしっかりしているので身持ちもよく、エサは長く使えるのでほどほどで大丈夫です。
続いて場所選び、シュノーケリングで魚を探すように探せばOK。暖かい時期の岩礁であればいろんなところにいるはずです。波があるときは岩に近すぎ過ぎず安全な場所で釣りましょう。もうあとはエサを落として釣るだけです。
近寄ってくるけどなかなかエサを食べてくれない、そんなときは鈎が大きくて見切られている可能性が大です。そんな時は鈎を小さくするか、違う魚を狙いましょう。
鈎が大きくて見切られてしまう場合は、安全を確保しつつ、岩の下などに隠れている貪欲な根魚を狙いましょう。見えなくても岩の間に落としていくと突然エサに襲い掛かってきます。いきなり来ますが落ち着いて対応しましょう。ただ、根魚といわれるカサゴやソイ、ハゼのような魚は口が大きいので大きめの鈎でも丸のみされてしまいます。もし根魚を最初から狙うなら鈎の胴長(軸調)が長いものを使いましょう。飲まれても外しやすいので魚を傷めずに外せます。あと針外しは利用しましょう。
釣れる魚や磯に棲む魚を調べておきましょう。これは楽しむうえで大事なことです。シュノーケリングでも見えた魚の名前がわかると楽しいのと同じです。また、海には小さくてかわいくても危険な生物もいっぱいいます。危険な生物を知っておくためにも事前に調べるのは大切です。お子さんがいる場合はお子さんと一緒に学ぶのもいいと思いますよ。
最後に
近年、密漁などが増えているようで社会問題にもなってます。水産資源を守るためにもルールを守ることも大事です。魚介類の種類やサイズなどその土地でルールがありますので事前に確認した上で楽しみましょう。
また、ハマりだすと道具にも凝りたくなりますが、ライトな道具で海水浴のオプションとして親子で楽しんでほしいですね。あとあまり重厚な装備だと密猟者と勘違いされちゃうなんてこともあるので適度に楽しみましょう!
とても楽しい遊びです。ただ、一歩間違えると危険もありますので、安全を確保して楽しんでください。
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